がんと診断されたとき

診断を受け、これから治療をという段階で、医師のみで治療を決定し、進めていくわけではありません。医師が患者さんの身体の状況と最適だと考えられる治療選択肢を提示し、患者さんからは希望や状況を伝え、その上でその方にとって適切だと考えられる治療を決定していきます。このステップをインフォームド・コンセントと呼びます。ここで大切なのは、医療者は患者さんの言葉に耳を傾けること、患者さんは自分の思いや希望を伝えることです。でも診察室で言いたいことを言える方は少ないかもしれません。診察室に入る前に、ご家族や看護師と心配なことや大切にしたいことを話し予行練習をしたり、聞いておきたいことをメモにしておくことをおすすめします。


あなたの身体のことを知りましょう

同じ部位のがんであっても、がんの種類や特徴、
進行度によって治療の内容・スケジュールは異なります。

まずは、あなたのがんについて、治療について知りましょう。



〇がんの発生部位、どの部位に広がっているのか


〇がんの種類


〇治療の方法


〇いつから行うのか


〇どのくらいの期間行うのか 

(確定はできないかもしれませんが目安を確認しましょう)


〇つらい症状があれば、それを和らげる方法について 

(がんの治療を受けながら症状を和らげる方法があります。我慢しないでくださいね)


これから行う化学療法・放射線療法によっては、
治療時期に妊娠することで胎児へ影響がある場合や、
男性女性ともに生殖能力の低下により子どもを持つことが難しい、
または諦めなければいけないことがあります。
将来子どもを持ちたいと考えている方に、妊孕性温存(にんようせいおんぞん)という
方法を知っていただきたいと思います。
妊孕性温存とは、がん治療前に将来妊娠・出産に臨めるよう生殖細胞を体外に避難させることです。
具体的には、精子や卵子・卵巣を凍結保存する、パートナーがいる場合には受精卵凍結を行うことができます。
妊孕性温存については、がん治療の状況、患者さんの身体の状況、ご家族や周囲の方の
状況も含め、検討し進めていくことです。
まずは、あなたの気持ちを周囲に伝え、妊孕性温存の希望がある場合は、
主治医に相談してみましょう。